木曜日 4月 27 , 2017
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がん予防とがん治療の最前線をレポート!

★マイクロカテーテルを使ったがん血管内治療
→進行した肺がんが見つかった75才男性。腫瘍の成長を食い止める動脈塞栓術を受ける。4カ月にわたり4回の手術を行い腫瘍の90%が壊死した
→がんの動脈塞栓術は、肺以外にも肝臓がん、肺がん、頚部がん、骨転移、 乳がんなどに適用できる。費用は1回当たり約15万円から(3割負担額、入院費込み)
★日常生活を送りながら2週間に1度の通院で抗がん剤治療を行う31才女性。大腸がんが肝臓に転移したが、治療により転移した腫瘍がほとんど消失
→抗がん剤を5種類投与。うち一種類は2007年4月に認可された新薬「ベバシズマブ」。がんに栄養を与える血管の成長を止める「血管新生阻害剤」
→この新薬は血栓ができやすい副作用がある。副作用を早い時期に予測し、薬を切り替えたり休薬したりすることが重要。治療費は月額20万円(保険適用3割負担の場合。薬剤費のみ)
★ピンポイントでがんに放射線を照射するサイバーナイフによる治療を行う58才男性。悪性脳腫瘍が脳の深い部分に見つかり手術は不可能とされた
→サイバーナイフは最大1,200の方向から誤差0.2mm以内でがんに放射線を照射
→視神経や脳幹に放射線が当たると失明や命に関わることもあるため高い技術が必要とされる
→1日1時間、3日間の照射で1カ月後に5cmを超える腫瘍が消失
→サイバーナイフは全国20カ所の医療機関で導入。費用は約20万円(保険適用3割負担の場合。肺がん、乳がんにも適用される予定)
★ピロリ菌感染者は非感染者の約10倍、胃がんを発症しやすい
→日本人のピロリ菌感染者数は約6,000万人。50才以上の感染率は70%以上
★ピロリ菌抑制効果に関する研究で発見された乳酸菌LG21乳酸菌
→ピロリ菌感染者(30~60代、31人)を対象に、LG21乳酸菌をヨーグルトに混ぜて8週摂取する試験。8割がピロリ菌減少。ピロリ菌の菌数も10分の1になった

≫がんによる年間死亡者数は約33万人(2007年厚生労働省)で、3人に1人ががんにより亡くなるとされますが、日常の注意などで予防できることにも限りがあります。早期発見すれば治癒率は8割、やはり検診を積極的に受けることの大切さを実感させられます。

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