若者たちの間に「結核」感染広がる?
→発症は10人に1人か2人。2週間以上、咳や発熱が続く。重症の場合、死亡することも
★結核は紀元前からある病気。ミイラからも結核の痕が見つかる
→日本では1950年代、死因の1位だった。適切な治療によりほとんどが治すことができる
★結核は毎年2万5,000人以上が新たに発症、2,000人以上が死亡
→最近では、助産師、医師の発病などにより、接触した患者への検査が行われたケースも
★ここ数年、ネットカフェや漫画喫茶などで若い人たちが集団的に発病
→集団で使い、換気が十分でない狭い空間は感染リスクが高い
★結核を防ぐ予防接種「BCG」で作られる免疫は年とともに弱くなるため、誰もが感染の危険あり
→薬を一定期間飲めば、確実に治る。早期発見、早期治療が重要
≫タレントの箕輪はるかさんが結核だったことが判明、緊急開設された窓口には2日間で677件の電話相談が寄せられたそうです。ここ数年指摘されている若者たちの集団感染。換気が十分でない狭い空間といえば、ライブハウスも当てはまりますね。ただ、大きなニュースとして扱われたので早期発見、早期治療には良かったといえるのかもしれません。結核は決して過去の病気ではなく、毎年新たに2万5,000人が発症しているということ、結核の知識を持たないために、咳が続いても放置し、気づかないうちに感染を広げる可能性があります。咳や発熱が2週間以上続く場合は要注意です。 
子どもの重症化が増える新型インフルエンザ。冬に向けての課題は?

例年のインフルエンザよりも症状が急変、肺炎や脳症に罹るケースが多く報告されている
→子どもへの接種を早める決断をした自治体には問い合わせが殺到
★ある病院の集中治療室では
→意識障害になった10才の女の子。心臓や腎臓の機能も低下し、症状は深刻
→肺炎に罹った5才の男の子。熱が出始めて半日で急変、呼吸困難に
★なぜ新型インフルエンザは突然重症化することがあるのか
→季節性インフルエンザでは肺の空気を取り入れる部分が保たれるが、新型インフルエンザでは細胞が破壊され、空気を取り入れる部分がほとんどなくなる(試験管の実験)
→季節性インフルエンザは喉や気管で増えるが、新型インフルエンザは肺にまで入り込み、呼吸器全体で大量増殖する(東京大学医科学研究所)
★国が呼びかけるより早く東京都は子どもたちへの予防接種前倒しを決断。10万回分のワクチンを子どもに回す方針を決定
→小児科では混乱が広がる。希望人数に対してワクチンが圧倒的に不足
★ワクチンがすぐには行き渡らない現実の中ですべきことは?
→重症化の兆しを見逃さない。顔色や呼吸の状態から容態の悪化に気づく。呼吸数や脈拍数が早い場合はできるだけ早く診察を受けて
→人混みに行かない、手を洗うといった対策はこれまで以上に重要になる
≫感染拡大が止まらない新型インフルエンザ。特に今の時点で目立ち始めたのが14才以下の子どもの発症で、症状が急変し肺炎や脳症など重症化するケースが多く報告されています。新型インフルエンザウイルスの研究をしている研究者によると、喉や気管で増殖する季節性インフルエンザに比べ、新型は肺にまで入り込み呼吸器全体で大量増殖する性質を持っているそうです。これが重症化しやすい原因。ワクチンの子どもへの接種の前倒しについて報道されていますが、前倒しを決断した自治体でもワクチン数は不足しており、すべての人に行き渡るまでにはかなりの時間がかかりそうです。呼吸や脈拍が早くなるなど重症化の兆しを見逃さないことと、これまで通り、手洗いうがいもきちんと行い、感染拡大を防ぎたいですね。
インフルエンザ患者の家庭での看護のポイントをおさらい!

→重症化のサインは、呼吸が苦しい、呼吸回数が多い(肺炎)、うわごとを言う、意識がもうろうとする(脳症)
★新型インフルに一度かかったら、もう感染しないか?
→この時期に罹っていたとしても新型かどうかははっきりしない。ウイルスが変異しなければこの冬の感染はないが、来年以降は状況が変わる可能性あり
★急激に熱が上がる「発熱期」の看護の仕方は?
→病院に行くときは事前に連絡し、マスクを着けて向かう
→悪寒がするときは厚めの布団をかける。看病する人もマスクを着ける。看病後はしっかり手を洗い、ドアノブはこまめに拭き掃除を
★高熱が持続する時期は?
→脱水症状にならないよう水分補給を。水分が取れなくなると入院が必要なサイン
→呼吸が苦しい、一度下がった熱が再び上がる、食事が2日以上取れないときは肺炎の可能性あり
→食事を食べられる場合はゼリー飲料やアイスクリームがお薦め
★熱が下がり始める「解熱期」は?
→布団は一枚外す。食事は、おかゆ、うどん、卵豆腐、温泉卵、バナナミルク、フレンチトースト、煮魚など食べやすく栄養があるものを
→処方された薬は最後まで服用すること
≫患者数がかなりの勢いで拡大し、ピークを迎えようとしているともいわれる新型インフルエンザ。患者と家族は寝室を分けること、あるいは出来る限り布団を離すだけでも家族への感染を防止することができるそうです。食器などの共用は避け、看病の後はその都度手を洗うこと。また、高齢者の場合は高熱が持続する時期が長引きがちなので、「呼吸が苦しい」「一度下がった熱が再び上がる」「3日以上、食事が取れない」といったことがあれば重症化のサインとみて、受診することが必要。
キャベツと塩だけで、植物性乳酸菌たっぷりおかずができる
→腸内環境が悪いと便秘や下腹ぽっこり、肌荒れ、冷え、肩凝りが起こりやすい。腸内環境を改善すると、免疫力が高まり便秘も改善する
★動物性乳酸菌は、チーズ、ヨーグルトなどの発酵乳食品に存在し、栄養豊富な環境で生育する
→植物性乳酸菌は、ぬか漬けやキムチなど植物を発酵させた食品に存在し、劣悪な環境下でも生育。免疫を高める効果をIgA抗体の産生で比較すると、植物性乳酸菌の方が高い
★すぐき漬け由来の植物性乳酸菌の強さを実験
→胃の中や腸の中と同じ環境の消化液にさらしても植物性乳酸菌は生き続けた
→お薦めはキムチ。汁に多く溶け出している乳酸菌も摂取できる
★植物性乳酸菌は熱に対して弱い
→約60度以上で加熱すると死滅する。菌が死滅すると腸で乳酸を生み出すことはできなくなるが、免疫を高める効果は期待できる。取ってから3~4日で体外に排出されるのでこまめに毎日取り続けることが大切
★キャベツと塩だけでできる、植物性乳酸菌食品
→キャベツに生息している乳酸菌は塩で漬け込むことで乳酸発酵する

→細切りキャベツ1/4玉をポリ袋に入れ、塩小さじ1を加えて全体を混ぜる。ポリ袋の空気を追い出して真空に近い状態にして縛り、重しをして室温で2日漬け込む。植物性乳酸菌はキャベツ1/4玉で5兆個と推測された
≫植物性乳酸菌は塩分など成長を阻害する成分も含まれる環境下で育ち、酸やアルカリにも強いため、生きたまま腸に届きやすく、腸内環境を改善して悪玉菌を排除。免疫機能を高めてくれるそうです。食べるときにぬかを取り除いてしまうぬか漬けよりも、汁ごと食べることができるキムチの方がお腹に取り込める乳酸菌の量としては多くなるそうです。漬け物類は、ごはん食なら必ず食べられるところが良いですね。ドイツのザワークラウトの製法と同じだというキャベツの塩漬けの作り方は、キャベツと塩を混ぜて常温に置いておくだけ。キャベツの塩漬けの抽出液をシャーレで培養したところ、植物性乳酸菌のコロニーがたくさん出来ていたそうです。
頻尿と激痛に苦しむ「間質性膀胱炎」は、身近な飲食物に注意

→膀胱粘膜が炎症を起こし、頻尿や痛み、残尿感を引き起こす
★通常の膀胱炎対策は?
→水をしっかり飲んで大腸菌を尿と一緒に流し出す。抗生物質を飲んで大腸菌を殺す
★「間質性膀胱炎」の症状。ある女性の症例から
→頻尿と下腹部の痛みがあったため、水分をたくさん取り、抗生物質を飲んだ
→症状は悪化、異常な頻尿は一日数十回、激痛で眠れなくなる。尿の精密検査では尿から大腸菌などの細菌が見つからず「心因性」と言われる
★飲食物に含まれる成分が刺激物となる場合があることがわかってきた
→膀胱炎やストレスなどで粘膜が弱まり、わずかな傷ができると、尿に含まれる成分が傷口に触れ続け、粘膜の下の「間質」という層にまで炎症が及ぶ=間質性膀胱炎
★原因物質と排尿の関係を知るため、排尿日誌を付けよう。摂取した後にトイレが近くなったり痛みが出る、と疑わしかったものを2~3日控えると変化が現れる
→水以外の水分(コーヒー、お茶、果物ジュース、炭酸飲料など)、酸性の飲食物(柑橘類や酢など)、カリウム(タマネギ、キュウリ、シイタケ、熟していないトマトなどの生野菜、大豆食品)、辛み成分(唐辛子、わさび、マスタード)などが原因になることがある
→尿の回数が1日8回以上、平均尿量が150mLl以下、尿が溜まると違和感がある場合は、間質性膀胱炎に要注意
≫水分を取ったり抗生物質を飲んだりするこれまでの対策では治らない「間質性膀胱炎」に苦しむ人が、100万人以上もいるそうです。一日に数十回もトイレに行きたくなり、激痛で夜も眠れなくなることも。ところが尿からは細菌が発見されないため「気のせいでは」と言われて苦しんでいる人も多いそうです。尿からは細菌が検出されなくても頻尿や痛みが起こるのは、膀胱が炎症を起こしているから。そのきっかけは、通常の膀胱炎やストレスなどが原因になり膀胱粘膜にできるわずかな傷。ここに、飲食物から尿に入り込んだ成分が触れ続けることによって粘膜の下の「間質」という層に炎症が達している状態がこの病気の正体。原因が飲食物なので、その原因に気づき、控える「食事療法」が一つ目の治療法に。また、膀胱に水を入れて膀胱を半強制的に広げる治療法も確立してきたといいます。
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